今回はシマノから発売された24SLXを使ってきました。
見た目は前作の19SLX MGLと、ほぼ変わらないものの、ベトリールの要であるスプールを最新のMGLⅢへブラッシュアップ。
果たしてその実力は・・?早速インプレしていきます。
動画もありますので、文字で伝わりきらない細かい使用感はこちらで。
24SLXのディテール
見た目
19SLXの色違いと言っていい。
配色が変わり、2トーン系ではなくなった。
ボディ素材、ギア素材
ボディ素材の区分の記載はないが、おそらくメインフレームがアルミ、サイドが樹脂と推測。
ギアは真鍮との記載がある。
スプールの重さ
13.49g
24SLXの特徴ピックアップ
MGLⅢスプール 32/21(サイレントチューンも搭載)
1番大きな進化はこちら。
今となっては珍しいものではないが、SVSのSLXでは初搭載となる。
また肝心のスペックは、32/21 14LB 90mと、キャパは同じだが、幅2mmのナロー化。
これによって、19SLXと比較したときに明確な伸びを感じられる。特に14g以下のルアー、近〜中距離が素晴らしい。
24SLXはどんなルアーに向いてる?
14LB 90m、所謂ど真ん中キャパなので、基本的には7〜56g(2oz)までなんでも何でもこなす事ができる。
32/21という特性を考慮するなら、ストライクゾーンは14g以下、人によって下限は違うが、大体7g強程度と考えるとよい。
また、巻き心地も悪くなく、尚且つコンパクトなので、ハードルアーもソフトルアーも綺麗に扱う事ができる。
24SLXを実際に使用して点数評価
【見た目、デザイン】4点
前モデルと比べて、色が統一された。またDCと比べて、細身であるため、シュッとして格好良い。ただ、ちょっと見慣れすぎた感はある(笑)
【巻き心地】3.5点
前作から良くなっていると思う。
ギアやベアリングの関係、というよりもスプールが変わったことによる恩恵がデカい印象。
もちろん、低価格帯の巻き心地ではあります。
【剛性感】3点
真鍮ギア+HAGANEボディだが、突出したもは感じない。
【軽快感】4.8点
前作も良かったが、やはりMGLⅢの恩恵で飛躍的に向上した。
回転の軽さが際立つようになって、全体的な軽快感がUP。
満点でないのは、タトゥーラ80の影響。
巻きの軽快さが少し負けている分、僅かにマイナスとしました。
【価格とのバランス、コスパ】5点
これで2万円しないなんて、どうかしてるレベルのキャスト性能。
1万円台でこのキャスト性能はぶっ壊れている・・。
他リールとの比較
19SLX MGL(32/23)
巻き、キャスト性能、共に向上している。
巻きに関しては、(おそらく)MGLⅢによる低慣性化の影響が出ており、軽快に。
キャストに関しては、近〜中距離の伸びが素晴らしく、19SLXより20〜50cm程度、奥に伸びる感覚すらあります。すげぇ・・。
また幅が2mmナロー化されているので、14g以下の(遠投含む)扱いも格段にしやすい。
14g以上の遠投においては、19SLXの32/23も遅れることなく立ち上がり、幅23mmが中々良いフィーリングを出してくれます。
ただ、径やキャパの問題から、14g以上の遠投をメインに考えると、他の機種が浮かんできてしまう(笑)
23SLX DC(33/21)
一新されたIDC4が搭載されているが、トラブルレス性を重視している傾向が強い本機種。
24SLXと比較すると、やはり強風コンディションやベイトリールに不慣れな場合などに導入したいと感じる。
すでにベイトリールを扱った事があるなら、24SLXをお勧めしたい。
ブレーキを細かく調整でき、近〜遠距離まで自由自在にこなす事ができます。当然ながら、24SLXはDC(IDC4)よりもさらなる伸びを実感する事ができる。
22タトゥーラ80(32/21)
1万円台で買えるダイワのコスパ機種。
14LB 85mと、24SLXよりもキャパが少ない。
よって少しフィネス寄りの機種といえるが、(7g以下以外は除き)キャスト性能においては24SLXの勝ちと言っていい。伸びます。
巻きにおいてはタトゥーラの方が感度が良く、繊細さがある。
また上記でも書いたが、タトゥーラはフィネス寄りであるため、7g以下の扱いにおいては24SLXよりも長けている。
欠点
前作から見た目が変わらない。ぐらいしかない(笑)
24SLXの総合評価
2024年、間違いなく上位に入る素晴らしさ!
悩んでいる人には是非おすすめしたい。
低価格最強ベイトリールと言ってもいいだろう。
凄いよシマノ!