ダイワから発売された22タトゥーラTW 80を使用してきたので記事にします。
今回の22タトゥーラ80は32mmスプールを搭載したタフでコンパクトなリールです。
ダイワには同じような立ち位置に21アルファスSV TWがありますよね。
このリールが非常に優秀なため、スペックが似ている22タトゥーラ80を使うのが楽しみでした。
僕が購入したのは22タトゥーラTW 80XH。
21アルファスSVより定価が1万円ほど低く、実売も1万円台なので導入ハードルも低いです。
細かく使用感を書いていきますので、購入検討の参考になれば嬉しいです。
動画もありますので、文字で伝わりきらない部分はこちらで。
22タトゥーラTW 80のディテール
見た目
真っ黒。
ツルツルではなく、マットな質感です。
おそらくボディは21アルファスと同じベース。
ボディ素材、ギア素材
自重180gでメインフレーム、ギアボックス側カバーがアルミ。
それしか記載がないので、マグブレーキ側のサイドプレートは樹脂ですかね。
スプールの重さ
シャフトありで約15g。
なかなかの重さです。
22タトゥーラTW 80の特徴ピックアップ
32φMAG-Zスプール(幅21のナロー)
なんといってもこれでしょう。
正直、ボディは完成されていて目新しい部分がない。
今回の32mmスプールはMAG-Zなのです。
21アルファスSVは当然SVのエアブレーキシステムなので、大きな差別化のポイントはここです。
SVより多少トラブルに気をつける必要はあるが、ブレーキが過剰に効かず、優れた飛距離を出せるのがMAG-Zの特徴。
従来、このMAG-Zは34mm径以上のリールにしか搭載されておらず、32mmで採用されるのは初です。
22タトゥーラTW 80はどんなルアーに向いてる？
HPに記載されている通り、5g〜20g辺りは難なく使える。
ストライクゾーンは7g〜12g付近。
5gクラスになるとルアーによっては扱いにくい場合があります。
特にピッチングでは弾道が上がってしまいがち。
22タトゥーラTW 80を実際に使用して点数評価
【見た目、デザイン】3点
ちょっと安っぽく見えてしまう。
写真ではなんとなく良い感じに見えますが(笑)
【巻き心地】2.8点
良くない。
価格考慮しても、もう少し良ければなぁ。
【剛性感】3.8点
ここは釣り場で強いリールだと感じるかどうかの項目です。
かっちりはしてるんだけど、巻き心地のシャカシャカ加減とキャスト時のノイズと振動が剛性感を下げてる印象。
【軽快感】4.8点
スプール径も相まって、申し分なし。
巻き心地やボディ自重の面で僅かながらモサッとするので、-0.2。
【価格とのバランス、コスパ】4点
そもそも安いので高得点なのだが、もう少しキャストノイズと振動が抑えられていれば満点だった。
シャフトありのスプールではこれが限界なのか・・
他リールとの比較
21アルファスSV TW
スプールの違いに加えて、ボディも違う。21アルファスSVのサイドプレートは樹脂ですが、接続部分となるマグネットのフレームがアルミです。
スプールのレスポンス含め、ルアーの許容範囲は似ています。
5g強〜14g付近。
ですが、21アルファスSVの使用感は遥かに上。
巻き心地、キャストフィール、ノイズ、かっちり感等、約8,000円の価格差を飛び越えるほどの性能がある。
20タトゥーラSV TW
用途が超似ている。ルアーの許容範囲はタトゥーラ80が5g強〜に対し、こちらは6g〜な印象。
MAG-Zな分、若干80の方が伸びている気がする。
こちらのメリットはブレーキが効き続けるエアブレーキなので、トラブルレスを求める人にはおすすめです。
このリール、発売当時は高評価だったものの、上記の21アルファスSVが出たせいで今は少し物足りない。
価格差は約6,000円。
欠点
重くてぶっ飛ぶルアーには向かない。MAG-Zの気持ち良さがノイズと振動で引っ込んでいる。
詳しくは冒頭の動画にて。
22タトゥーラTW 80の総合評価
凄く良いリールだとは思うが、書いてきた通り21アルファスSV TWが悪い。
1万以下の価格差で、あの性能差ならアルファスいってしまうよなぁ。金額的に検討余地がある人は。
ただ、ルアー許容範囲は21アルファスSVと同等なので、そこは良い。
