シマノリールインプレ

【決定版】22ステラ C3000XG、C5000XG 2台購入して徹底インプレ

ついに22ステラが発売されました。
インフィニティループをはじめとした、新機能を搭載したシマノのフラッグシップリールです。C3000XG、C5000XGの2台を購入したので、インプレ記事にします。

※C5000XGは購入してますが、記事公開時点でまだ使用していない為、入荷〜使用しましたら追記します。←現在購入して使用中。こう少し使用して更新します。

動画でもアップしています。
この記事と合わせて見て頂くと、より分かりやすいのでどうぞ。

22ステラのデザイン、ディテール


18ステラよりも黒くなりました。
金の差し色もなくなって、よりシックな方向へ。

18ステラからボディ形状の変化として、少しボッテリした。
今回のステラはスローオシレートのための中間ギアが1つ追加、更にドライブギアが大型化しているので仕方ない部分。

肝心のスプールデザインは縦線を基調としたものに。
リールフットやボディ下部のシルバーのカバー形状など、18ステラと違ってゴツゴツとした力強い印象を受けます。

19ヴァンキッシュや21ナスキーと言われたりするが、実際に見てみると処理の仕方が違い、当然ながら格上感がある。

ただ、ここの繋ぎ目をもう少し隠してほしかった・・

18ステラは大部分が隠れています。

番手を選ぶ際の注意(C2500)

シマノのC2500は、2500番ボディに小さなスプールがセットになっていましたが、今回のステラからC2500のボディサイズが1000番サイズになりました。

スプールはC2000よりも少し大きなものがついています。

小型番手を選ばれる際は注意が必要です。

22ステラの特徴

インフィニティループ


超密巻きと呼ばれて話題になっていた機構。
中間ギアを増やすことでオシレートを低速化させ、結果としてラインが密に巻かれるようになった。

【メリット】
・飛距離の向上
放出抵抗が少ないため。
実際には差は僅かで、変化を感じない人もいるかもしれない。

・ドラグ性能の向上
理屈は同じ。綺麗に出る。
理屈はそうだが、もう少し使用してみる必要がありそう。
18ステラの時点で滑らかさに不満はない。

 

[余談]

個人的にこのスローオシレート、いいイメージがない。
というのも、僕がステラを使い始めたのはスローオシレートを採用した01ステラからです。

当時、フロロでのライトリグが好きだったので、ちょこちょこトラブルを起こしていました。
フェザーリングやラインのハリ感を意識して巻いてはいましたが、ノーシンカー等、ラインを弛ませることがアクションになるリグを使用していたため、どうしても一気にラインが出るトラブルが発生していました。
密巻きはラインがフワッと巻かれると、ラインとラインが重なり、一気に出てしまう傾向があります。(頻発していたわけではないので、当時は気にしていませんでした)

ところが、スローオシレートが廃止された07ステラから、トラブルが激減したのです。
フロロでの軽量リグもトラブルなく扱えるようになりました。

と、同時に僅かな飛距離の不足を感じましたが、トラブルレスの魅力が大きかった為、04ステラより前のステラにはあまり良いイメージがないのです。

そして22ステラではこのスローオシレートが復活。

トラブルは大丈夫なのだろうか。

そこで搭載されるのが↓の機構です。

アンチツイストフィン、新形状AR-Cスプール


蜜巻きのデメリットとなっていたライントラブル。主な原因はラインがフワッと巻かれてしまうこと。

じゃあ巻かれる瞬間に糸が張ってればいいんだ!

ってことでラインローラーの間にフィンがつきました。
他のリールでもラインをローラーに誘導するためのフィンっぽいものがついていますが、22ステラのものはローラーとフィンとのクリアランスが段違いに狭いです。

これによってルアーからラインローラーまでの糸が弛んでいても、そこからスプール巻かれる頃にはパシっと張っているわけです。
これと蜜巻きの相性は抜群。

さらにAR-Cスプールの角度が密巻きに合わせて再設計、及びドラグノブの角度が低く見直され、ドラグノブにラインが引っ掛かる現象も軽減。

これによって、密巻きのメリットである飛距離とドラグ性能を享受しつつ、デメリットが追放された。

実際にPE2、1.5、1、0.8、0.6、フロロ6LBまで試しましたが、トラブルは全てゼロ。
ピョン吉やバックラッシュ、噛み込みなども無問題。根がかり引っ張っると食い込みはするけど、直ぐ解けます。強く引っ張ると18ステラでも食い込んでましたので、それと変わりはなし。

どうやったらトラブルになるのか逆に教えてほしいぐらい。

↓はPE0.6を使用した際の動画です。
ボートフィッシングのキャスト回数は車移動を行うオカッパリと違って段違いに多いです。
それでもトラブルはありませんでした。

インフィニティドライブ


ステラSWなどSW系に搭載されていた機構が汎用機におりてきました。

ボディを貫通するメインシャフト。
メインシャフトを支えるピニオンギア(の内側)。

このピニオンギアとメインシャフトにブッシュをかませて非接触化。
擦れる部分を最小限にして、巻き抵抗を軽くしたのがこれです。

メインシャフトの表面処理も変わってるらしい。

ちなみにダイワでも同じようなことをしてます。
22イグジストにも搭載済み。

インフィニティクロス


インフィニティが目白押しです。

ドライブギア歯面の接触面積を広くとったことで、耐久性向上。
更にドライブギア自体も大型化したようで、ここも巻きの軽さに貢献してるかなと。

22ステラC3000XG、C5000XGを実際に使用して点数評価

【見た目、デザイン】4.9点


個人的には18ステラのボディデザインの方が、スタイリッシュで良かったので、少しマイナス。
が、冒頭も書いたようにドライブギアも大きくなっているし、中間ギアも増えているので仕方ない部分。

もちろん全体で見ると上質感があり、僕含めたステラファンの期待を裏切るものではない。

※2022/4/29更新

点数を0.1上げました。

いつも言っていますが、ステラは使えば使うほど味が出るようなスルメリールです。
18ステラの方がスタイリッシュではあるものの、大きくなったボディも機能美だなと感じるようになってしまった・・

使うほどに巻きの向上が感じられ、最高だった18ステラすらも霞んでいくレベル。

その巻きの性能はこの大きなボディ(メインギア)からきているわけで。
まさに機能美。(元々、デザイン性はあるので野暮ったい訳ではない)

満点でないのはボディ接続部の処理です。

【巻き心地】5点


流石のステラ。

スピニングリール、いや全てのリールの中で1番巻き心地がいいのではないかと思うほどの巻き心地。

これは昔から変わらず、これを求めて買う人がいるのも頷ける。

18ステラも最高峰だったが、超えていると感じます。

※2022/4/29更新

上記でも書きましたが、使うほどに18ステラとの差を感じる。
22ステラから持ち替えると18ステラに違和感を覚えてしまいます。

それほどに巻きが優れている。

傾向として・・

巻き抵抗(自重)の重いルアーだと18ステラより軽く巻ける感覚が強く、巻き抵抗の軽いルアーだと巻き心地の差を強く感じます。

ルアーの抵抗が掛かるほど巻き心地の差は目立たなくなります。

【剛性感】5点


これもステラの得意分野。

重さのあるフルメタルボディとカチッとしたベール操作、しっとりした巻き心地が「強いリールである」と認識させてくれる。

ここは釣り場で使って強さを感じるかどうかの項目であるが、過去モデル同様であるならば22ステラは実際の剛性値も申し分ないはず。(半年〜1年と使用すればわかると思うが、今は想定)

僕の18ステラは発売から使用しているが、特に違和感を感じていない。若干の巻きの劣化はあるが、耐久性において超優秀なのは間違いない。

【軽快感】4点


ここは14ステラから18ステラに変わったときに起こった変化が継承されている。

今までのコアソリッドシリーズとは思えないほどの軽い巻きに変わった。
それによって、釣り場で感じるコアソリッドシリーズの”もっさり感”が激減。
重たいにも関わらず、軽快感があります。
要因の大部分はローターの最適化にあると思う。

22ステラでも味わえます。
ハッキリ言ってXGの巻き重りを感じない。

【価格とのバランス、コスパ】4.5点


今回、価格が上がった22ステラだが、今までにない性能を体感できるモデルとなっている。

加えて今まで通りのステラらしい性能も味わえる、それが長続きすることから、決してコスパは悪くないといえる。

さらにステラはリセール価格が高く、型落ちになっても値崩れしにくい傾向がある。現行と入れ替えることにより、次のステラが中価格帯の値段で買えるという部分にも魅力がある。

とはいえ、安くはないので-0.5とした。

他リールとの比較

18ステラ


ステラの比較対象はやはりステラ。

正直、ボディデザインは18の方がスタイリッシュで好き。

新たな機構が加わったので、長期使用による評価は変わるかもしれないが、今の所・・

18ステラが勝ってるのはボディデザインぐらい。

しかし、大きな差を感じないのも事実で、無理に買い替える必要はないとも思います。
本項は冒頭の動画で詳しく喋ってますので、是非。

※2022/4/29更新

うーん。。

買い替える必要はないという意見でしたが、微妙になってきました(笑)

22ステラの使い心地が良すぎます。
流石にシマノが気合い入れて作ったフラッグシップです。

ステラの魅力


歴代のステラから変わらないのが、釣りをしている時間の価値を上げてくれる。ということ。

デザイン、耐久性、巻き心地、ドラグ、ベール操作・・
釣りをする上で行う全動作が、最高の気持ちよさになる様に出来ている気がします。

モデルが変わっても、これが変わらなかったからこそファンが離れず今に至るのかなと。
コンセプトが全くブレていない証拠だと思います。

これがステラの持つ、使ったら戻れなくなる付加価値なのだろう。

「◯◯ぐらいの魚にステラは必要ない」
「ステラじゃなくても獲れる」

よく聞くセリフですが、そもそも土俵が違うわけですわ。

メインの魚種、好きな釣りスタイルにこそ、ステラを導入すべき。
ステラが必要な魚かどうか?それは全く問題ではない。

高いけどね(笑)

22ステラC3000XG、C5000XGの用途

参考までに僕が想定している用途を紹介します。

22ステラC3000XG PE0.8〜1.2号


シーバス(リバー、港湾、外海)、ライトなロックフィッシュ、スーパーライトショアジギング、ブラックバス、エギング

18ステラでは2500S、3000MHGを使い分けてきました。
というより最終的には、ほぼ3000MHGだけになっていました。

3000MHGは4000番のボディに2500番スプールがついているという番手です。

ボディがデカいので力強いですが、使ってる中で「4000番ボディいるかな?」という思いがあったので今回の22ステラではC3000XGで1本化しようと。

自重の差は15gですがその差は大きくて、短めのロッドと合わせると手元がデカすぎる感覚になります。
僕の場合、9ft以上のロッドは重いものしか持っていない為C5000に載せ替えます。それ以下の長さだと何となくですがシックリこない。

XGにしたのも3000MHGのときに、高い足場や風の影響を考えてもう少し速さがほしいと感じていたからです。

また、この番手はC3000系〜2500系スプールが全て使えるので、ラインによって使い分けることが出来るのも魅力の一つ。

22ステラC5000XG PE1.5〜2号


ライトショアジギング、ライトプラッキング、サーフ全般、ヒラスズキ

現在、18ステラはC5000HGを使用しています。

使用感や大きさによるロッドとのバランスは満足していますが、ジグをしゃくる際にもう少し速さが欲しいなと思うシーンが多いので、今回はXGを選びました。

ステラSW6000HGも使用していますが、こちらはシックリきます。
同じHGでも、SWの糸巻き量がノーマルのC5000より多いからです。

※2022/4/29更新

ヒラスズキにも使用してみました。
爆風であることが多いので、やはりXGであることは重要だと思いました。

カタログに載らない22ステラの性能

今後、様々な下位機種が22ステラの機能を搭載していくと思われます。

しかし、ステラにはカタログに載らない性能さが存在しています。
代表的なものをまとめます。
↑フルメタルボディ

近年のシマノのスピニングリールはHAGANEボディ化されているものの、ボディを構成するリールフットとボディケース。
リールフットはマグネシウムやアルミニウムですが、蓋となるケース側が樹脂で出来ています。
ステラはこの部分が全て金属で作られており、より強固なボディ構成になります。


↑ギアボックス

上記に関連しますが、ボディケースとリールフットはメインシャフトが通る側とそうでない側に別れます。
ステラはメインシャフトが通るギアボックス側にリールフットがついています。以下ツインパワー等はメインシャフトが通るボックス側にフットが付いておらず、尚且つ樹脂になっています。
どれぐらい差が出るかは微々たるものかもしれませんが、差別化されているということは、そういうことなんでしょう。


↑摺動子ガイド

メインシャフトを上下運動させる摺動子。
その摺動子をブレないように保持するガイドがステラは2本で下位機種は1本になります。
ここもどこまで差が出るかはわかりませんが、極限まで巻きがブレないのはステラだといえます。

このようにステラだけが搭載(多分今後も)している機構があり、フラッグシップとしてしっかりと差別化がなされています。

22ステラの総合評価

正直、現時点では特に文句がありません。

間違いなくメイン機種として多用するので、思うことがあれば更新していきます。
Kのフィッシングちゃんねるを見て頂ければ、釣行動画で22ステラについてぼやく事もあるかと思います。是非、チャンネル登録よろしくお願いします。

新機構満載ですが、間違いなくオススメできるリールです。

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