シマノから発売された25ツインパワーXDを早速買ってきました。
軽量ローターにアルミボディという、シマノ版セルテートな25ツインパワーXD。
今回は22ステラからの新機能を享受、ラインローラーを刷新して登場しました。
はたして使用感は・・?
購入した番手は25ツインパワーXD C3000XG。
動画も作成しています。文字では伝わらない部分も多いので、ぜひこちらもどうぞ。
25ツインパワーXDのデザイン、ディテール
だいぶ落ち着きました。
というか、21モデルがかなり攻め気味だった?(笑)
17モデルに戻ったような色味です。
スプールにあるスリットブランキングも細く、またシルバーの縁取りもなく、繊細さが出ました。
幅広い層にウケやすいデザインだとは思うが、21の思い切ったデザインも好きでしたね。
25ツインパワーXDの特徴ピックアップ

ボディ構成
アルミのハイブリッドボディにCI4+ローター。
まさにシマノ版セルテートである。
これを活かして、
ロングロッド使用時等、手元に重さが欲しい場合や、ボディ強度は欲しいけど、軽い回転、感度も欲しい・・。このようなシーンで投入していきたい。
密巻き他+新ラインローラー
お馴染みの22ステラからの技術特性を受け継いでおり、
空回ししただけで誰でも分かるレベルで巻き性能が向上
また、密巻きは賛否が分かれる部分だと思うが、オシレート速度鈍化によるバタつきの少なさ、キャストフィーリングの良さ、ドラグのスムーズさを生み出しており、恩恵は計り知れない。
トラブルが気になる人は、ページ上部の動画で言及しているので確認してほしい。
Xプロテクト防水ラインローラーが刷新された。
22ステラにも搭載されていない機能となる。
Xプロテクトラインローラーはラビリンス構造で水や異物の侵入を防いでいたが、今回はローターの遠心力を利用した新ラビリンス構造へ。
リールを回すことで、水や異物を外部に排出する機構になっている。
ほぼ間違いなく、次期ステラ(多分26モデル)にも搭載される機能になるだろう。
25ツインパワーXDを実際に使用して点数評価
【見た目、デザイン】4点
21で使われていた青もほんのりスプールに残っており、中々のイケメン。
【巻き心地(感度)】5点
前作から飛躍的に向上。
巻き心地良い、ブレない、巻き出し軽い、巻き取り強い・・全て揃っている。
【剛性感】5点
本項目は実際の耐久性ではなく、使用した際の話。使用感から強さを感じられるかどうかである。
ハンドルを回した際のブレが抑えられたことで、どっしりとした使用感へ。
誰が巻いても前作からの向上を認識できると思う。
【軽快感】4.8点
MGLローターの軽快な巻きは健在。
ブレないことで、ほんの微差ではあるが、前作より軽快さが減った分で 0.2マイナス。
個人的にはメリットの方が遥かに多いので何も問題なし。
【価格とのバランス、コスパ】3.8点
次期型まで末長く、かつ快適に使用できるのを考えるとコスパは悪くないが、24ツインパワーよりも定価が6,000〜上がってしまっている。
25ツインパワーXDの残念ポイント
3000番のラウンドノブ。
MGLローターの強さ。
ラウンドノブは上部の動画でよく分かるが、形状的に握りにくく、すっぽ抜けてしまうことがある。
MGLローターはエアドライブローターを比較して、撓みが大きい傾向にあり、PVであるような平スズキを狙うシーン(青物等含む)では個人的に敬遠してしまう。
他リールとの比較
21ツインパワーXD
劇的に変わったと言ってもよい。
とにかく巻き性能の進化が素晴らしく、店頭で回しただけで誰でも分かるほどに良くなっています。
また”ツインパワー”という名前に求められる巻きの強さ、堅牢な使用感も獲得。
24ツインパワーにはない巻きの軽さや感度も有している。(巻きの強さ、剛性面は劣る)
全力で買い替えを推奨したいが、感度の面においては大きな進化はないので、ここに期待を持っての買い替えは要検討となる。
24セルテート
アルミボディに樹脂ローター、同じボディ構成で用途は被ってくるものの、微妙に性格が違う。
両社の規格や番手が違うので、厳密に比較は難しいが、
巻き出しの軽さ、巻き心地はXD。
ローター強度、一定速巻きの容易さはセルテート。
感度、巻き取り力、ドラグは同等。。
好みも当然あるが、大体はこんなところ。
そもそも、スペックの微妙な差や番手ラインナップの違いなどもあるので、あくまで参考程度に。
25ツインパワーXDの総合評価
21モデル好きな僕としては、前作も捨て難い。
しかし、圧倒的な性能さを体感してしまうと、もう21には戻れそうにないです(笑)