ダイワリールインプレ

ルビアスエアリティFC LT2500-XH 詳細インプレ

今回はダイワのルビアスエアリティを購入して使ってきたので、インプレを書いていきます。
ルビアスエアリティ単体はもちろん、18イグジストや20ルビアス、19ヴァンキッシュとも比較していますので参考にどうぞ。

購入したのは

「ルビアスエアリティFC LT2500S-XH」

実売で税込約50,000円でした。

【FCとは】
番手に「FC」がついていないノーマルモデルよりもボディがコンパクトかつ、回転の軽さ確保としてラインローラー部のマグシールドが取り除かれている。
ライトゲームや渓流トラウト、バス釣りやエギングなどで、繊細に使いたい場面で活躍するモデルです。
同じ2500番でもノーマルの方と比べると、本体の軽さや巻きの繊細さが期待できます。
逆に巻き取り力や防水性は劣る傾向。

動画もアップしていますので、こちらも参考になると思います

ルビアスエアリティの特徴

フルメタルモノコックボディ


目玉の一つです。

ダイワの最高峰スピニング、18イグジストと同様のマグネシウム製モノコックボディを採用している。
しかも金型まで一緒っぽい?

同じ「ルビアス」の名前がついている20ルビアスだが、こちらはザイオン(強化樹脂)のモノコックボディ。
明らかにルビアスエアリティの方に、巻きの滑らかさと力強さを感じる。実際、釣り場で巻いてみるとハッキリとわかりますよ。

20ルビアスも箱出しだとかなり良いものの、少し使うと18イグジストやルビアスエアリティとの差がひらいてくる。
こちらのレビューではイグジストと近い巻き性能を感じていましたが、使用するうちにイグジストとの差を感じるようになりました。

要はフルメタルの18イグジストやルビアスエアリティの性能維持が20ルビアスより優れているってことです。

軽さ


番手にもよりますが、18イグジストより5〜10g軽いです。
正直、このぐらいの差なら余程慣れていないと分からないレベルだと思います。

が、、

そもそもフラッグシップの18イグジストを同ボディ素材で上回ってるってだけでも素晴らしいと思います。
18イグジストを使ってる方はわかると思いますが、自重の軽さ+バランスも整ってるので持った時にめちゃくちゃ軽い。

あれと同じ感覚で使えるわけです。

2万円も安く。

ザイオンエアローター


ここもイグジストと遜色ないものが搭載されている。
巻き出しの軽さと適度な慣性を備えているので、巻き出した後もスムーズに回転してくれる。

ルビアスエアリティは18イグジストなのか?



はい。そうです。

 

と、言ってもいいレベルかなと。
実際に使ってみてもそう感じました。使用して心境に変化があれば更新します。

ルビアスエアリティと18イグジストの違い

下記にポイントをまとめてみます。
番手や自重の違いなど、細かなところは省略。

デザインの作り込み
18イグジストの方が細かい(スプールの刻印やドラグノブなど)

スプール支持のベアリング
ルビアスエアリティはプラスチックカラー。ドラグの滑り出しは18イグジストが優勢。(ただ、ベアリング化可能)

マグシールド
FCではなく、ノーマルモデルの話になるが、ルビアスエアリティにはドライブギア軸にマグシールド非搭載。防水性は18イグジストに軍配。※FCは両機ともドライブギア軸のマグシールドなし

18イグジストではない

当たり前ですが。

ただ、上記でも書いたように正直言って使用感は

“ほぼイグジスト”

ルビアスエアリティがとんでもなくお買い得であることは、もはや疑いようがない。

ルビアスエアリティFC LT2500S-XHを実際に使用して点数評価

【見た目、デザイン】5点


超格好いいです。
スプールやボディにマットなシルバーが使われていて、金属感がある。
イグジストベースなので当たり前ですが、デザインの細かさも19セルテートより上だと思います。
非常に満足感がある。
気に入りすぎて18イグジストの出番を削ることにした。

【巻き心地】4.8点


18イグジストと同様に、巻き出しの軽さと巻き心地の良さが上手くバランスされた印象。
間違いなくダイワトップクラス。

【剛性感】3.8点

本項目は実質的な強度、剛性、ではなく、釣り場でどのように感じるかで評価しています。
どうしても軽いので、「強いぜ!」って感覚はあまりない。
※もちろん、フルメタルモノコックなので強いです

【軽快感】5点

素晴らしいの一言。
1000〜4000番で出来るどんな釣りにおいても活躍すると断言したいほどです。この軽快感はタフモデルの19セルテートにはない魅力。
逆に重くてもタフで力強いモデルを使いたいなら19セルテート。シマノなら18ステラ、20ツインパワー辺り。

【価格とのバランス、コスパ】5点

文句なしです。
超お買い得。

他リールとの比較

18イグジスト


ページ中盤で紹介したようにかなり近い。
余程18イグジストの見た目に惹かれていない限り、ルビアスエアリティをおすすめします。

それにフラッグシップのイグジストが性能面でここまで詰められてしまうなら、近いうちにフルモデルチェンジが考えられる。

ザイオンエアローターが進化して、更に巻き出しが軽くなるか。
それともローターの金属化か。

おそらくこの辺りだと推測します。
来年・・かな?

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20ルビアス


名前だけ同じで「全く別のリール」となります。

ルビアスエアリティのボディはおそらくですが18イグジストの金型で、尚且つフルメタルボディ。更にギアも精巧なマシンカットタフデジギア採用。

10回使った後、リールの状態が違う感じです。
当然、ルビアスエアリティは快適に使える時間が長い。

でも価格が約2倍

膨れ上がってしまいます。
数千円プラスで用意して、20ルビアスを2台買うのも大アリかなと。

あなたはどちら?

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19ヴァンキッシュ


ルビアスエアリティは19ヴァンキッシュと比較されることが多いです。
これは非常に難しい比較でして、そもそも別会社なのでスペックの規格が微妙に違うんです。

ルビアスエアリティLT2500-XH
ルビアスエアリティFC LT2500S-XH

この二つのスプール径は45mm。
ノーマルは2500ボディ、FCモデルは1000クラスのボディ。

19ヴァンキッシュ2500SHG
スプール径47mm
ボディ2500

19ヴァンキッシュC2500SHG
スプール径43mm(2000クラス)
ボディ2500

飛距離や適応ラインの太さ対応が左右されるスプール径が違うのです。
更に巻取り力や自重に影響するボディのサイズもバラバラ。

もうわけわからんでしょ?(笑)

なので全て考慮して超ざっくり無理矢理比較してみます。

指標は2つ。

 


【巻き出し】
同じ軽さを謳うリールなので、繊細な操作をする釣りに使われるのは必至。
そこで巻き出しの軽さは弛んだラインの速やかな処理や、流れの中での巻き感度に関わります。

19ヴァンC2500S>19ヴァン2500S>ルビFC2500>ルビ2500S

ダイワのエアローターはシマノのマグナムライトローターに「巻き出しの軽さ」では勝てません。両社のスピニングを何台も使っていますが、ここは揺るがず。

 

 

 


【巻き出した後】
巻き出すとルアーの抵抗が発生するので、その部分をどれだけ軽く巻いてこれるか。

ルビエア2500Sヴァン2500ルビエアFC>ヴァンC2500

ここはルビアスエアリティのノーマルモデルが抜けてます。
FCモデルは1000クラスボディで小さいものの、ヴァンキッシュ2500Sと勝負できるぐらいです。

基本的にフィネスに寄せるならヴァンキッシュの巻き出しと止め性能を重視。
フィネスもやるけど、それに特化させるわけじゃないなら巻き出しと巻き出した後の性能がうまくバランスされてるルビアスエアリティ。

そもそもスペックの違いが両者にあるので、必要なスペックのものを買うべし。
もしこだわらないなら、上記をご参考にどうぞ。

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ルビアスエアリティFC LT2500S-XHの総評


ここ数年のダイワで一番グッときたリールです。デザインも派手すぎず、かといって質感もありでお気に入り。

“ほぼ18イグジスト”な性能で価格も2万安い。

絶対買って損しません。