遂にダイワが次世代のベイトリール IMZ LIMITBREAKER TW HD-Cをリリースしました。
ダイワ版DC?充電?スマホと接続?アプリで飛距離計測?インテリジェントマグフォース?
謎の単語が連発する話題のリールを買ってきたので、早速インプレします。
動画も作ってます。細かい使用感やキャスト音等はこちらが伝わりやすいです。
IMZ リミットブレイカーとは?
ダイワが2023年にリリースした世界初、スマホと接続するベイトリールである。
スマホと接続することにより、IMZに新たなブレーキモードを追加したり、その日のキャスト数や最大飛距離等をアプリに記録することができる。
ベースとなっているのはZ2020で、38φスプールの大型ベイトリールです。
IMZ リミットブレイカーのディテール
見た目
Z2020から引き継いだ長いサムレストが特徴的。
薄いブルーの鏡面っぽい仕上げ。(アンタレスほどの鏡面ではない。)
ボディ素材、ギア素材
アルミボディ。ギアはG1ジュラルミン。
スプールの重さ
なんと15g!!!
23アンタレスDCMDが17.6gなのを考えると恐ろしい。
IMZ リミットブレイカーの特徴ピックアップ
IM(インテリジェントマグフォース)
アプリと連携することで、様々なブレーキモードをIMZに搭載することができるシステム。
アプリ内で指定したブレーキモードをIMZに搭載することが可能。
初期は、
・スタンダード
・PE
・ロングキャスト
・MAXブレーキ
の4つだが、PEモードを使わないなら、指定から外せばブレーキ操作を簡略化できる。
ブレーキはLED下のボタンで操作する。
LEDが4つあり、全て点灯が1番強い状態。
1つ下げると4つ目が点滅。
更に下げると3つ点灯→3つ目が点滅・・
という具合に8段階調整が可能。
少し面倒なのは、ブレーキを上げたい場合、1度最弱まで下げてから上げないといけないこと。
※クラッチを切りながら、ボタン操作することで対応可能とのこと。(視聴者さんに教えてもらいました!ありがとうございます。)
しくみが公開されていないので、制御方法は不明。
インダクトローターは固定で、サイドカバーを外して(ボタンで)ブレーキ変更を行ってもマグネットに動きはありません。
スプールの回転を検知しているのだろうか。
ちなみに充電が切れると固定マグの最大ブレーキで、8段階変更は使えない。
釣りはできるが、飛距離が出にくい。
ダイワ コネクティングシステム
アプリとリールを接続できる。
(これのためにリールに充電機能が付いている)
アプリと繋ぐことで、その日のキャスト数や最大飛距離等の記録を見ることができる。
IMのブレーキモード追加も機能の1つとなる。
現段階では、はっきり言って使いにくい。
というかブレーキモード追加以外は、もはやどうでもいい記録である。(個人的に)
最初に4つのブレーキモードを追加して以降、一切開いていない。
(最初にブレーキモードを追加設定しておけば、いちいちスマホと繋がなくても全てのブレーキモードが使えます。)
↓巻くラインの設定を変更しようと釣り場で開いた瞬間にこれでは、やる気も失せる(笑)
38φスプール
38φで15gのスプール。
このスプールとIMが合わさって驚異的な性能となります。
同じスプール径の23アンタレスDCMDに軽量ルアーでも重量ルアーでも勝利。
MAXブレーキモードでビッグベイトもビビるぐらい投げやすいです。
飛距離の測定は冒頭の動画をどうぞ。
IMZ リミットブレイカーはどんなルアーに向いてる?
快適なウエイト範囲は10g〜100g強となる。
これ以上のルアーも当然使えるが、ラインキャパの関係で不足を感じるかも。
ストライクゾーンは14gより上だが、軽量スプールのおかげで意外と3/8クラスでも対応可能。軽量ルアーの扱いは、23アンタレスDCMDと差をつけている部分だ。
IMZ リミットブレイカーを実際に使用して点数評価
【見た目、デザイン】4.5点
Z2020譲りのゴツいデザインが格好いい。
でもZのように黒っぽい色が良かった気もします。
【キャスト】5点
文句のつけようがないです。
公表はされていないが、スプール幅が22?23?そのぐらいで、後半の伸び感も絶妙に気持ち良い!
23アンタレスDCMDを上回ります。
【巻き心地】4点
同クラスである23アンタレスDCMDには劣る。
もちろん、良い巻き心地ではあるけど(笑)
【剛性感】4点
ここは比較して使用したアンタレスに比べると、(巻き心地含め)カチッとした感じは、少し劣ります。
【軽快感】4点
軽いスプールのおかげで、38mm大口径とは思えないレスポンスです。
【価格とのバランス、コスパ】2.5点
アンタレスを超えるほどのキャスト性能は唸るしかないが、
充電、高温、低温、バッテリー劣化、、等の心配事や超高価格なのもあり、低めとしました。
他リールとの比較
23アンタレスDCMD
キャスティング性能(飛距離やフィーリング)→IMZ
巻き取りやすさ→IMZ(ロングハンドル、ラウンドノブの恩恵)
巻き心地→23アンタレスDCMD
剛性感→23アンタレスDCMD
パーミング→23アンタレスDCMD
このような感じ。
ベースボディはやはりアンタレスがしっかりしている印象。
また、IMZには充電、高温、低温、バッテリー劣化、、等の問題があるので、同クラスのリールとして比較してる人は、この部分も考慮する必要がある。
欠点
充電、高温、低温、バッテリー劣化、、未知の部分が多いのと、価格が跳ね上がってしまっているところ。
今後期待したいこと
別スプール×ブレーキ追加
例えば1.5〜2号PEに特化した、浅溝気味のスプールとそれに伴うブレーキモード等を配信できたら楽しそう。
フロロモード追加とか。アップデートで拡張していけるのがIMとコネクティングシステムの強みなので、それをどんどん活かしてほしい。
発売したばかりの現時点では、最初に4つブレーキを追加してしまうと、旨味がなくなってしまう。
別リール追加
今後もIM搭載のリールは増えると思うので、同じアプリで一元管理したい。
といっても僕の場合、ブレーキ追加等だけで、他機能を使うことはないだろう。
自分でいじれるブレーキ
だいぶ妄想が加速してしまっているが、これは当分ないと思う(笑)
IMZ リミットブレイカーの総合評価
まだ未知の部分が多いので、これから使い込んでいく予定。
キャスティング性能は間違いなくピカイチなので、ソルトはもちろん、琵琶湖でのヘビキャロ遠投などはアンタレス以上の性能を発揮してくれるのではと期待してます。
新しいもの好きで、とにかく抜群のキャスト性能を体験したい方はおひとついかが!?
高いけどね(笑)