ダイワから出た23ソルティガを早速買ってきたので、インプレ記事を書いていきます。
SW系のリールは全てステラSWで統一しているので、比較しながら23ソルティガの実力をチェックしていきます。
今回のソルティガは8000番以上の大型と違い、22イグジストから搭載されたエアドライブデザインが導入されており、小型独自の設計になっています。
動画も制作しました。細かなニュアンスはこちらがわかりやすいです。
23ソルティガSWのデザイン、ディテール
ネイビーベースの光沢ラメボディに金属質なスプール、エンジンプレート、そこに金の差し色が入っています。
ダイワのSWリールは初めてですが、格好いい。
23ソルティガSWの特徴ピックアップ
大口径G1ジュラルミンギア、アルミモノコック、マグシールド
お約束のダイワ最強組み合わせ。
今更言うまでもないが、一体整形のモノコックボディはA面とB面を繋ぎ合わせる必要がないボディ。
接続部分パーツを省略し、スペースに余裕が生まれるため、そこに大口径ギアを搭載できるというしくみ。
ブレがなく、巻き上げ力も強い。
更に高耐久素材採用で、まさにソルトの大物向き。
要所にマグシールドが入っており、防水性も安心ですね。(マグオイル漏れは少し心配だけどw)
エアドライブデザイン(アルミローター)
個人的に1番の注目ポイント。
エアドライブデザインは22イグジストや23エアリティに搭載されているため、完全新規ではない。
ただ、23ソルティガはアルミローター。
ザイオンローターの汎用機にはない組み合わせとなる。
高強度で低慣性化されており、軽い操作感が出せるSW機・・。
そしてボディ、ギアは信頼性抜群なので、相乗効果も期待できます。
今回は6000番を選んでいますが、繊細さが重視されがちな4000と5000番は別ローター、別ベールです。
いやぁ素晴らしい。
ハンドル、ノブ
購入した6000番は70mmのロングハンドル搭載。
力強く巻ける。(4000、5000は65mm。)
ちなみにステラSWの同番手は65mm。
ノブは5000、6000が大きめの直径42mm、4000が直径39mm。
ハンドルノブもリールの表情が変わる重要要素。
23ソルティガSW6000-Hを実際に使用して点数評価
【見た目、デザイン】4点
ネイビーベースのデザインは格好いいんだけど、ドラグノブのデザインは何とかしてほしかったところ。
【巻き心地】5点
フルマグシールドなので、”あの感じ”があります。
ねっとりしたような感覚。それのおかげで雑味を感じにくく、更に金属ローターの慣性も手伝って、巻き心地は素晴らしいものがあります。
マグシールド感が好きじゃない人もいると思いますが、逆に巻き心地良く感じる人もいるはずです。
【剛性感】5点
特にローター周りの剛性感が素晴らしく、ステラSW以上に感じます。
【軽快感】4点
重めのローターにマグシールドなので、巻きが重くなりがちですが、エアドライブデザインローターのおかげか、十分な軽快感を備えています。
ただ、弱い抵抗のルアーならステラSWの方が巻きは軽く感じます。
マグシールドの影響が大きいかと思います。
【価格とのバランス、コスパ】4.5点
10万クラスのリールではありますが、使用感は極上。
それを次のモデルチェンジ(4〜5年?)まで、堪能できる。
売却時も価格はそれほど落ちないので、コスパは高いといえる。
初期投資としては超高いけどね(笑)
残念ポイント
やはりマグシールドの抵抗感があるので、ジグをしゃくった際の糸フケコントロールなどはステラの方が軽くて気持ちがいい。
ただ、防水機構の要であるので、抜くことはできないんですよねぇ。
他リールとの比較
20ステラSW6000HG
同番手、同ギア比での比較。
巻きの軽さ(抵抗大)
23ソルティガ6000≧20ステラSW6000HG
巻きの軽さ(抵抗小)
20ステラSW6000HG>23ソルティガ6000-H
ハンドルの長さやローターの大きさなども含めると、40gを超えてくるような中〜大型プラグ向きなのはソルティガ。
40g以下の抵抗が少ないルアーも快適性が高い、万能のステラSW。
こんな感じです。
ただ、超僅かな差です。
デザインで選んだり、好きな会社の方を選んだりでOK。
ここまでハイレベルだと、ぶっちゃけもうどっちでもいい(笑)
23ソルティガSW6000-Hの用途
PE3号にて地磯ショアジギング用。大型ヒラマサが絡むフィールドならPE6号のサブとして、ライト担当で持っていきます。
たまに堤防にも持って行くので、秋の青物シーズンなどに活躍してもらいます。
23ソルティガの総合評価
ステラSWと対をなすダイワのフラッグシップは伊達ではなかった。
これなら4000〜5000番のローター違いも試したくなってしまいます(笑)
