ダイワリールインプレ

ダイワの堅牢丸型ベイトリール 26リョウガを徹底インプレ

今回はダイワから発売された堅牢ベイトリール、26リョウガを買ってきました。
購入したモデルは26リョウガSV100。新しく設定されたSVモデルです。

シマノのカルカッタコンクエスト各種も全て持っているので、比較しながらインプレしていきます。

動画もありますので、文字で伝わりきらない細かい使用感はこちらで。

26リョウガのディテール

見た目


前身である18リョウガの真っ黒ボディのシルバー版。
初代に戻った感じです。
シルエットが同じなので、色は変わったが印象は大きく変わっていない。

ボディ素材


アルミのフルメタルボディ。マシンカット。
ギア素材は情報がなかったが、前回と同じならアルミ青銅ギア?

スプールの重さ


13g

必要十分な軽さを持っています。

26リョウガの特徴ピックアップ

モデル展開(34mm SVブーストスプール)

今回の26リョウガは番手によって、違うコンセプトを持っている。

購入した100番はSV、購入予定の150番はLCコンセプトとなっており、それぞれ違うスプールを搭載。(ボディの大きさも違う)

18リョウガはMAG-Z統一だったので、自分のスタイルに合わせて選べるようになった。

本記事で購入したモデルは34mmのSVブーストスプール、キャパは14LBで90m。
いわゆるバーサタイルど真ん中設定となっている。

SVのブレーキ特性として、キャスト〜着水まで常にブレーキが適度に効いており、バックラッシュレスと言ってもいい。
軽い回転で、軽量ルアーへの対応はもちろん、ジョイント等の空気抵抗が大きいルアーや固定重心ルアーにも相性◯。

堅牢性

丸型のリョウガはアルミボディ採用はもちろん、マシンカット製法によって高精度高剛性ボディを実現。
他にもアルミボディのリールは存在するものの、それら比べて1段上の強いボディを持っている。これは巻きの安定性に寄与。

さらに、前作に採用されていた歯面の小さいハイパーメッシュギアから、標準のハイパードライブデジギアに変更。これによってギアの耐久性向上。

また、ノブが分厚いものに変更されていたり、リールフットが強化されてガタつきを抑えたり、全体的なブラッシュアップが施されている。

26リョウガはどんなルアーに向いてる?


7g〜30g。他。

34mmでSVなので、何でもこなせる。
1番気持ちいいラインは10〜20g付近。

SVの常にブレーキがうっすら掛かる特性を活かし、2ozまでのジョイントベイトなども意外とマッチする。(キャパの問題でラインは16LBまでかな)
ボディ的にも、デカめルアーはウェルカム。

リールが重くて強いので、10g以下の小さいルアーはモノによって、しっくりこないこともあると思う。スプールはそれに対応しているものの、ボディ仕様とミスマッチな感じ。

26リョウガを実際に使用して点数評価

【見た目、デザイン】5点


前作の黒モデルからシルエットの変化がないのは残念だが、そもそも格好いいリールなのです!

【巻き心地】5点


ダイワの中でトップクラス。
カルコンのシルキーさとは違う、クリアで極上の巻き心地が待ってます。

【剛性感】5点


何も書くことはありません。

【軽快感】3.5点


重厚ボディにスプールはコンパクトという変態仕様。
軽快にルアーを飛ばせるが、ボディの存在が大きいので、ロッドに合わせた際、タックスバランスが重厚な方向に振れる。(このスプールスペックなので、候補のロッドは軽いものがほとんどなのです・・)

【価格とのバランス、コスパ】3.5点


リョウガ自体は息の長いモデルだと思うので、この仕様がハマる人は長く愛用できるモデルになる。

とはいえ、18リョウガから変化を感じられるようなボディの刷新はほしかったなぁ。

他リールとの比較

21カルカッタコンクエスト100


同じ丸型で使用ルアーの範囲も被りまくりの競合機。

SVSブレーキだが、スプールが33/19で同キャパと、スペックは近い。

【巻き】
好み。両方とも最高レベル。
コンクエストはシルキーで滑らかな巻き心地、リョウガは澱みなくクリアな巻き心地。
カルコンのマイクロモジュールはグリス不足による振動が目立つ傾向があるので、巻き心地の持続性はリョウガが上かもしれない。

【ボディ、ハンドル回り】
ここはカルコンが優っていると思う。圧倒的に小さいし、40g軽い220g。
重くてデカいリョウガが悪いわけではなく、スプールスペックとボディの合わせを考えたときに、カルコンの方が親和性があるように感じる。84mmハンドルも丁度いい。

34mm SVで扱う軽いルアーに、265gはヘビーすぎる印象。重いルアーや遠投するならSVではなくて〜って話になってくるし。

【ブレーキ】
カルコンはSVSなので、キャスト後半の伸びに優れ、最大飛距離や低弾道キャストで僅かにリョウガを上回るものの、キャスト中にラインが浮く頻度は間違いなく多い。
安定して釣り続けられるのはリョウガ。

上記が大きな違いかな。
何を重視するかで、選択は変わってくる。

細かいニュアンスが見たい場合はページトップの動画を参照してください。

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欠点

カルコンとの比較でも触れたが、スプールスペックに対してボディがデカ重。
これで大口径ならナルホド!なんだが。もしくは34mmでもSVではなくMAG-Zブースト仕様。

それと、XHがない。
XHは海で非常に頼れるギア比。カルコン200はXGがあるので、リョウガでもほしかった。

26リョウガSV100の総合評価

かなり攻めた仕様になっているが、その分、ハマる人にはドンピシャなリールだと思う。
特徴を考慮して、自分のスタイルに導入できるか、ぜひ検討を。