今回はダイワから発売された25スティーズ リミテッドCT SV TWを使ってきました。
前作の19スティーズCTから待ち望まれていたハイパードライブ化、そして糸巻き量を削ぎ落としたスプール。
はたして使用感は?
動画もありますので、文字で伝わりきらない細かい使用感はこちらで。
25スティーズLTD CT SV TWのディテール
見た目
21スティーズLTD SVと同じく、華々しいラメシルバー。
基本的に前作と見た目は変わらないので、良くも悪くも大きな印象の変化はない。
ボディ素材
マグネシウムフレーム+ブレーキ側はアルミ(おそらく円形の蓋部分のみ)
ギアは情報がなかったが、ジュラルミンでしょう。
スプールの重さ
9.8g
19スティーズCTは9.3g。
浅溝化の影響。ラインを巻くと数値が逆転します。
25スティーズLTD CT SV TWの特徴ピックアップ
浅溝スプール
前作からの最も大きな変更点。
8-25~50_10-20~40とかなりラインが巻けなくなっています。
前作は12-35~70_14-30~60。
これによってスプール重量は前作より重いものの、糸巻き後は圧倒的な軽さを誇り、超軽快な回り出しを実現しています。
特に7gを下回る辺りから、伸びを実感できます。
下限は3g前後。
ベイトフィネスとの違いは・・?
スプール強度にあります。
ベイトフィネススプールほど繊細ではないので、PEや太めのラインを巻いて強引なやりとりが可能。
PE使用も強く意識していると思われ、1号120mなので、チニングやシーバス、五目ライトゲームなんかにも対応可能。
ただ、前作のキャパを気に入っていた人にとっては、魅力的に映らないかもしれない。
ハイパードライブデザイン
これも大きな変更点。
お馴染みのハイパードライブデザインだが、19スティーズCTには搭載されておらず、後発の下位機種にどんどん追い抜かれていくという状態だった。
具体的に感じていたのは、巻き心地、剛性感(かっちり感)の不足。
21スティーズLTDを皮切りにハイパードライブデザイン搭載モデルは、リール全体の質が向上したように思う。
そして2025年、遂にハイパードライブデザインがスティーズCTに搭載となった。
25スティーズLTD CT SV TWはどんなルアーに向いてる?
オカッパリなら3g〜12g。(PEならもっと上もいいが、気持ちいいラインはこの辺)
ボートなら3g〜14gぐらいかな。12g以上は基本的に近距離専用ですが。
糸巻き量削減の効果が効いて、7g以下のレスポンスが素晴らしいです。
が、やはり巻き量が少なく、太いラインが入らないので重めのルアーには対応しにくい。
25スティーズLTD CT SV TWを実際に使用して点数評価
【見た目、デザイン】5点
スティーズシリーズにダサいモデルはない。
欲を言えば新ボディが良かった。
【巻き心地】4.5点
流石のハイパードライブ搭載。
一気にフラッグシップの巻きへ進化した。
【剛性感】4点
これもハイパードライブデザインの恩恵で、前作と圧倒的な差を感じます。
軽いのに強い(ように感じられる)。これです。
【軽快感】5点
えげつないです。
糸巻き量を削りまくった結果、とんでもなく軽快な使用感に仕上がってます。
【価格とのバランス、コスパ】3点
性能は素晴らしい。
しかし、見た目に変化が少なく、マニアックな使用域(3〜10g)にこの値段は高いなと感じてしまう。
逆にこの使用域に拘っている人には最高のリール。
他リールとの比較
19スティーズCT SV TW
やはりポイントはスプール。
7gを下回ってくると、明らかに伸び感に差がある。(フロロ使用)
軽い力で19スティーズCTと同じことが出来るため、コントロール性が大きく向上。
キャスト成功率が上がる。
また、ハイパードライブの恩恵も大きく、巻き心地、剛性感も見事なものです。
買い替えるかどうかですが、スプールとハイパードライブ、両方に魅力を感じるならアリかなと。どちらか片方なら要検討で。
というのも、元々の19モデルの性能が素晴らしい上に、新型にはないラインキャパシティを備えています。
加えて新型は値上がりの影響もあって7万円。19モデルを売却しても30,000〜35,000円の資金が必要。
これらを加味すると、キャスト性能だけで買い替えるのは勿体無いように感じてしまう。
また、僕は持ってないが、SLPに25モデルと同じスペックの浅溝スプールが既に発売されています。
欠点
価格。
形状変わらずのリールで、大きな変化は浅溝化。これに7万かぁ・・となってしまう(笑)
19スティーズ用の同スペックSLPスプールの存在、完全な新型で出してくれた24スティーズを考えると。。
25スティーズLTD CT SV TWの総合評価
やはりオイシイ範囲は7gから下。
少し割高な印象があるが、性能は間違いなし。
この領域に拘りがあるアングラーには間違いなくオススメできるモデル。