今回はシマノから発売された25SLX BFSを使ってきました。
前作の21SLX BFSからスプールが新しくなり、より軽快さが増した本モデル。
21SLXと比較しながら使用してきました。
はたして使用感は?
動画もありますので、文字で伝わりきらない細かい使用感はこちらで。
25SLX BFSのディテール
見た目
21SLXと比べて各所の青は無くなったが、大きな変化はなし。
ボディ素材
変わっていなければアルミフレームにサイドが強化樹脂。
ギアは真鍮ギア。
スプールの重さ
8.9g
21SLX BFSは9.2g。
差は0.3g。
25SLX BFSの特徴ピックアップ
超々ジュラルミンスプール
ここぐらいなんだよなぁ(笑)
32/22はそのままで、前作より軽くなったことで、軽いものに対応しやすく、また低弾道で伸びるようになっています。
実際に前作と比べてみると、しっかりと違いを認識できます。
・3.5g使用時
前作は問題なく使用できるものの、ややスプールの回転が重く、その重さでルアーが失速してしまう印象だった。キャストの難易度も中々で、慣れてない人は正確に打ちにくかったりすると思う。
それが新型になると、不思議なほど綺麗に飛んでいきます。
スプールの自重差0.3gでここまで違うのかと驚き。
ブランキング位置が違うので、より低慣性を意識されてるのだろうと想像に難しくない。
また、新型は4.5g、6gとウエイトを上げても伸びを感じられる。(軽い方が恩恵は大きいが)
フィーリングも向上しており、間違いなく進化を実感できる。
25SLX BFSはどんなルアーに向いてる?
3g〜10g。
特に扱いやすく、フィーリングが良いのは4〜7gあたり。
PEを巻けば3g〜12g。
昨今のMAX45m指定のようなBFS機特有の制限がなく、100m以上入るので12g以上も余裕で投げられる。
しかし、基本的に0.6〜1号が目安のため、キャスト切れのリスクが少ない12gまでを範囲とした。
25SLX BFSを実際に使用して点数評価
【見た目、デザイン】2.5点
変わり映えしていないのが残念すぎるし、このボディ自体も見慣れすぎて。。
【巻き心地】3点
至って予想通り。驚きもしないし、がっかりもしない。
価格相応。
【剛性感】3.5点
ここも平均点といったところ。
ダイワのBFS機と比べると、ハンドルノブが分厚く、少しだがガッシリした印象を受ける。
だが、BFS機にとっては邪魔な要素ともとれるのが難しいところ。
【軽快感】4.5点
明らかに向上。
新しくなった分、しっかりと新型のメリットを感じられる。使用ウエイトの下限も伸びたし、軽快なフィーリングもあります。
【価格とのバランス、コスパ】4.5点
価格的には十分すぎる性能をしているが、値上げで前作発売時から2〜3,000円ほど実売が上がっているので少しマイナス。
それでも安い。
他リールとの比較
21SLX BFS
目立った進化がスプールのみとなるが、目に見えて向上しているので問題なし。
上述の通り、21では少し不便さを感じた3.5gがいとも簡単に、尚且つ思い通りに飛ばせます。
更に3.5g以上でも伸び感やフィーリングの良さを実感できる。
また、ボディやスプール寸法が変わっていないことで、買い替えたとしても感覚をアジャストすることなく、スムーズに新型の性能を引き出すことができるのも嬉しいポイント。
※スプール単体購入も選択肢だが、細かな仕様が変わっているかもしれないので要確認してほしい。
欠点
見た目据え置きと価格。
モデルチェンジにしては、見た目の変化が少なく残念である。
25SLX BFSの総合評価
3g〜10g強と昨今のベイトフィネスより、ややマイルドな適応範囲を持っており、逆に貴重。
見た目に変化がなく残念ではあるが、性能は間違いなし。
PEもしっかりストックできるので、ライトゲーム系(3g以下はキツいよ)やチニング、ライトロック等にも楽勝で対応可能。
L〜MLロッドと組み合わせて楽しみたい。
価格もお手頃なので、ライトバーサタイルなリールとしてお勧めしたい。