今回はダイワのベイトリール最安のバスXについて書いていきたいと思います。
バスXの価格は6,000円前後。
今まで1万円以下の価格帯はシマノのバスライズ、バスワンXTの独壇場でした。
しかし、このバスXの登場により、個人的にはひっくり返ったかなと思っています。
【バスXの特徴】
スプール径32mm。
自重195g。
ラインキャパ14lb 90m。
【バスX】絶妙なスペック設定でバスワンXTを越えたか!?ダイワの格安ベイトリール バスXを使用インプレ
低価格帯ベイトリールといえば、バスワンXTとバスライズです。
この2つも、もちろん所有しております。
当然、完成度は高いです。特にバスワンXTはさすが王道といった感じ。
隙がないように見えたシマノ陣ですが、ダイワのスペック設定が光り、個人的にはバスワンXTよりもバスXの方が扱いやすく感じています。
【バスXの絶妙なスペック設定】
・スプールスペック
バスワンXT、バスライズのスプールが34mmなのに対し、バスXは32mm。
しかも糸巻き量は少なめに抑えられています。
正直、1万以下のリールは軽めのルアーやテクニカルなキャストには不向きですが(スプールの回転が重い)、スペックのおかげで少しバスXが有利だと感じます。
その代わり、ヘビキャロやヘビーバイブレージョン、ビッグベイトをやりたい人にはお勧めできないリールになりました。
ただ僕は3/8oz〜1/2ozぐらいが少しでも快適に使えた方が大衆受けすると思ってますので、このスペック設定はさすがだなと。
・ハンドル長とノブ
バスXには90mmのハンドルがついています。実はシマノのリールには、あまりない長さ設定です。この価格のリールの巻きは重いので(手間がなければハンドルノブのベアリング化で改善が見込めます)、巻きを軽くする意味でも90mmハンドルは助かります。
さらに大きめなノブもついており、巻きの部分でサポートが大きいです。
上記の理由からトータル的なバランスが良く、使いやすさはバスワンXTやバスライズを上回ると思っています。
シマノも90mmハンドル増やしてくれよ。。
(バスワンXTに劣っている部分はキャスト時の静粛性です。勝ち目ないです。)
ではバスXを細かく見ていきます。
【見た目、デザイン】2.5点
うーん、ダサくはないけど格好良くは決してない。
【パーミング】4点
握りやすい。ダイワのリールはノーズが短いものが多く、コンパクトなのでパーミングは優秀。
【巻き心地】3点
この価格帯に巻き心地は求めてはいけない。けど、酷くはないですよ。
これに関しては19タトゥーラTWと大きな差はない。
【剛性感】3点
ここも特筆すべきものはない。普通。
【近距離〜中距離〜遠投、キャストについて】3.5点
ブレーキはインダクトローターがなく、かなりダイレクトなマグネットブレーキ。
海外製の激安ベイトリールにもよく見られるタイプ。
ただ海外製と比べると、しっかりと適度にブレーキが効いて、使用において不満が出ないレベルに仕上がってます。さすがはダイワ。
もしかしたら、僕がヘンテコなリールを使いすぎなのかもですが(笑)
あと上でも書いてますが、スプールスペックの妙で軽めのルアーが比較的扱いやすいのもいいね!
【価格とのバランス、コスパ】5点
間違いなく最強クラス。これで15,000円だったら不満たらたらですけどね。
20タトゥーラSV TWと比較すると、バスXが約3台買えますからね。すげぇよ。
バスX【総合評価】5点
全体的な評価は低めに見えるかもしれませんが、そもそもこの価格で当たり前に使えること自体がありがたいわけで。
バスライズ、バスワンXTよりも少し扱いやすく感じるので、初心者の方の最初の1台にもお勧めできます。
ちなみにですが、1万円を超えるとリールの性能が跳ね上がります。
もし、予算的に頑張れるのなら下記のリールも検討に入れてみては?