ロッドインプレ

ワールドシャウラBG 21055R-3 - ショアジギング長期使用インプレ

今回はワールドシャウラBG21055R-3の長期使用インプレです。
堤防〜磯で約1年半使ってきました。
僕のメインフィールドが堤防から磯に変化したため、釣行の際は必ず持ち込んでおります。

ワールドシャウラBGは2020年から始まったシリーズでビッグゲーム(BG)の名を冠するモデル。
大型のターゲットを想定しており、9ft以上がメインになる。(8ft台の6番パワーとかもあるよ)

使用用途はショアジギングがメイン。
何度かサーフで使ったこともありますが、サーフなら別ロッドを用意したほうが良いと思います。重いです。

動画でのレビューはこちら

ワールシャウラBG21055R-3のスペック確認


全長(m):3.20
継数(本):3
仕舞寸法(cm):130
自重(g):305
先径(mm):2.1
適合ルアー(g):MAX70
適合ジグ(g):40〜120
適合ラインナイロン(lb)18〜45
適合ラインPE(号)MAX5
最大ドラグ:MAX4kg/45°
グリップ長(mm):455
テーパー:R

ショアジギングするなら丁度いいスペックかなと思います。

ワールドシャウラBG21055R-3の使い所


パワー表記が番号なので分かりにくいですが、コルトスナイパーMHクラスの感覚です。

離島などで大型のヒラマサ、カンパチ、キハダ、GT等が絡むようなシチュエーションでメインにするのはもちろん無理です。

ブリ族メインの場所やランカーヒラスズキ狙い、ヒラスズキ狙いつつも青物が混じってくるような場所、混雑した堤防や海峡付近の激流堤防などが活躍する場所となります。

ターゲットとなる魚、場所を考えて検討ください。

ワールドシャウラBG21055R-3の使用感と使えるルアー


ショアで使える10ftクラスで、ひとつ下の番手である21053R-3と比べるとだいぶガチ寄りです。

ティップまでしっかりとしており、自重も300gオーバー。
テーパーはレギュラーですが、ベリーから下がゴリゴリに強くなります。

使えるルアーとしては・・

プラグの場合、150〜180mm程度の中型トップが非常に快適。
ティップ〜の強さ的にも、上記のトップにしっかり水を掴ませてエラーなく動かすことができます。反発力もしっかりあるので、ルアーの抵抗にロッドが負けることもないです。

また、関西の堤防でよく使われているセットアッパー125、145あたりも快適で、しっかりしたロッドながら、ミノーを巻くとアクションを引き出すようにティップが入ります。

トップ、ミノー、シンペン、バイブレーション等、プラグは一通り快適にこなせます。

下限は1/2ozで14g付近、快適なのは20g〜80gぐらいです。ラインの太さにもよりますが。

ジグの場合、表記通り40〜120gが快適。
ただし、100gを越えて潮の抵抗が大きいと少しロッドが柔らかすぎる感覚があります。
40g以下はロッドが強すぎてノー感じになりやすいので、逆に疲れます。

しゃくりやすいのは60〜80gぐらいです。

また10ft6inchの長さかつRテーパーでもっちりしてるので、楽にしゃくれるわけではない。
ジグをメインに据えるなら、もう少し短めが欲しいところ。

魚とのやりとりについて


この竿で釣った1番強烈な魚は磯のダンプカーことタマンの76cmだと思います。
何度か潜られましたが、バットまでしっかりと曲がりこんで耐えてたら浮いてくる感じでした。
ただ、ロッドに余力がある感じではなく、力を最大限活かした感じ。
システムがヒラスズキ想定の2号+フロロ40LBだったので、ここがもう少し強ければもっとやれたかも?
まぁ、76cmのタマンが取り込めたので十分かなと思っています。


今のところ、ヒラスズキやブリ族では力不足を感じたことはありません。
60クラスなら高所からの抜き上げもいけます。

ワールドシャウラBG21055R-3に合わせるリール


基本的にSW系、繊細さが欲しいならC5000。

個人的に最適な番手は

シマノならC5000番のコアソリッド系、SW4000〜8000
ロッドの重さも考えるとC5000ではなく、SWがおすすめ。
個人的にど真ん中はSW6000番です。

ダイワならセルテート(SW)
19セルテート5000クラスか、セルテートSW5000〜6000がおすすめ。

ワールドシャウラBG21055R-3を点数評価

【見た目】3.5点

とにかく赤すぎる(笑)

【キャスティング5点

非常に気持ちがいいです。
上記で紹介したルアー等を遥か沖まで運ぶ事ができる。

【操作性】4点

長さがあるので、キビキビとジグをしゃくるのは少し苦手だが、トップの操作はテーパーが手伝って凄く快適です。

【食い込み、乗りのよさ】3.8点

ヒラスズキのサラシで当たってくるようなバイトを乗せきれないことがある。
強さはそのままに、ティップ側がわずかにしなやかであればよかったのだが。

元々サラシの中だと、ミスバイトはあるあるなので仕方ないっちゃ仕方ない。

【バーサタイル性】5点

磯だと超万能。
これとSW6000でラインを工夫すれば、1本で幅広い釣りを展開することができます。

ワールドシャウラBG21055R-3活躍動画

このロッドを使用している動画を貼っておきます。
曲がりや使用ルアーなど、参考にしてください。

↑激流の海峡堤防のショアジギング。

↑(おそらく)大型タマンに負ける動画。

↑リベンジ成功動画。大型タマンとヒラスズキ。

↑磯場でのショアジギング。

ワールドシャウラBG21055R-3【総合評価】

溺愛してます。
超大型魚を避ければ、本当に磯で大活躍する。
また、混雑で早く取り込まないといけない堤防や海峡付近で重いジグが必要な場所などでも活躍するでしょう。

ショアジギするなら絶対持っていくし、超頼りになる1本で間違いありません。