今回はシマノから発売された24スコーピオンMD200を使ってきました。
前作の19スコーピオンMGLから、ボディやスプール、更にはラインキャパまで変わった24スコーピオンMD200。早速詳しくインプレしていきます。
動画もありますので、文字で伝わりきらない細かい使用感はこちらで。
24スコーピオンMD200のディテール
見た目
海外版クラドの流用とのこと。
ですが、日本では基本買うことがないモデルなので、新鮮さはありますね。
ボディ素材、ギア素材
アルミフレームですが、サイドは樹脂かなぁと予想。
ギアはブラス。
スプールの重さ
14.1g
24スコーピオンMD200の特徴ピックアップ
MGLⅢスプール35/23 20LB 100mキャパ
ベイトリールの命とも呼べるスプールが前作から進化。
具体的には最新のMGLⅢかつ、34/25→35/23へ。
更にラインキャパも16LB 100m→20LB 100mになりました。
一見、大きくなり、もっさりしたキレのない使用感なのかなと思いきや、やはりそこはMGLⅢ。
スペック上は大きくなっても、レスポンスはほとんど変わらずに使用できるのは凄い。
24スコーピオンMD200はどんなルアーに向いてる?
下限は10g付近。上限はジャイアントベイトクラスまで対応可能。
スコーピオンMD300やDCMDと比べてスプールが小さいので、小回り効くのが魅力と言える。
ボディサイズも含めて、10〜17gあたりの平均的なルアーにも気持ちよく対応することができます。
24スコーピオンMD200を実際に使用して点数評価
【見た目、デザイン】4点
前のボディより格好いい。
ゴツゴツしており、200番サイズに相応しい見た目。
【巻き心地】3.5点
悪くはないが、価格相応な感じ。
中級機の域は出ない。
【剛性感】4点
同じ200番のクラドDCと比較するとよくわかるが、コンパクトにまとまっていて、重心が中央に寄っている。
これによって、巻き取り時に安定しており、剛性感UPに繋がる感じがします。
【軽快感】4.5点
正直、20LB 100mのキャパとは思えないレスポンスがある。
16LB 100mの前作と変わらないキャストが可能なのは驚きです。
【価格とのバランス、コスパ】5点
そもそもスペックが貴重であり(ダイワ含め)、尚且つMGLⅢによって使用感も良い。同じ価格帯であるクラドDCを軽く上回るキャスト性能を有しています。
他リールとの比較
19スコーピオンMGL
ポイントは上述したようにスプールの変化。
径とキャパは上がったが、レスポンス悪化をほとんど感じません。
これは凄いところ。
また、スプールの静粛性や回転フィーリングも向上しており、明らかに1クラス上の質がある。
ただ、ルアーの下限域だけは数gですが、19スコーピオンMGLが上。
24が10g程度なのに対し、19は10g弱まで対応可能である。
レスポンス自体には大きな違いがないため、キャパと質の向上に魅力を感じるかが、買い替え検討時のポイントとなる。
22クラドDC
シマノの同価格帯のDCリール。
正直、このモデルはオススメしない。
I-DC4の安心感はメリットではある。
だが、その分フィーリングダウン。(飛んでない感があり、気持ちよくない)
実際、全てのキャストにおいて、24スコーピオンMD200に伸びもフィーリングも劣る。
また、28mmという強烈な幅を有している為、ボディがワイド化。
軸が中心からバラけ過ぎており、パーミング時の安定感に欠ける。
余程、DCの安心感が欲しい人じゃない限り、24スコーピオン1択。
逆に、今クラドDCを使っている人は24スコーピオンへの買い替えを検討してみてほしい。
きっと驚くと思うし、キャパが同じなので、用途が変わってしまう心配もない。
欠点
見当たらない。
重箱の隅をつつくのであれば、あと一歩、遠投時のフィーリングが良ければ、間違いなく超良作であった。
十分ですが(笑)
24スコーピオンMD200の総合評価
20LB 100mなのでレスポンスやフィーリングの面で、あまり期待はしていなかったが、良い意味で裏切られました。
小さめのスプールで大容量をを欲している人には胸を張ってオススメできるモデル。