今回はリクエストのあったミリオネアCT SVについて書いていきたいと思います。
スプールのスペックに騙されがちですが、意外にもCTとしてではなく、スプール径33〜34mmのリール達と比べるような使用感になっております。
まずは下をご覧ください。
【ミリオネアCT SVの特徴】
スプール径30mm。
自重210g。
ラインキャパ14lb MAX60m。
【意味不明の変態機種】ダイワ ミリオネアCT SVを使ってみた感想【インプレ】
以下、スティーズCTで30mmSVスプールのイメージをつけた僕の意見です。
文句はスティーズCTに言ってください。
・
・
・
・
ミリオネアを使いたい人以外、いらないです。
理由は上の動画を見ればわかりますが、CTとしての性能が不足してます。
気持ちのいいルアーウエイト範囲が重めだったんです。
CTなら5g〜が快適であってほしかった。
もっとわかりやすく言いましょう。
完全にラインキャパが不足してるんです
14lbが60mって。。
そんなん根掛ってラインカットしたり、デカめバイブレーション遠投したらなくなるやん。。
しかも30mmスプールに太糸は相性が良くないし。
CTはそういう使い方じゃないって?
じゃあ軽いルアーで初速が気持ち良く出るようにせんかい!
・・とは言ってますが、もちろん軽いルアーは投げられます。
この気持ちはスティーズCTを持ってる人にしかわからないかもしれません。
高いスティーズと比べるなって思うでしょ?
同じ30mmならせめて快適なウエイト範囲ぐらいスティーズと合わせてくれよ。
スティーズSVとジリオンSVは値段違うけど、ほぼ一緒やん。。
インダクトローターとバネの反発力のせいだと思いますが、30mmスプールのくせに軽めのルアーがもっさりしてます。同じ30mmでもスティーズCTの後だと歴然。
これによって意味不明のスペックで32〜34mmリール達の戦いに、何故か30mmであるミリオネアが巻き込まれることに・・
動画ではL+ロッドからMロッドに変えたら、使用感が良くなって褒めています。
でもそれなら競合が強すぎます。
ハイプレフィールド等で10〜12lbぐらいを巻いて7〜10gを巻く、あるいはボートでのショートキャストなら良いのかもしれない。。
でも丸型に4万以上出せる経済力があって、その用途やるならカルコンDC100が良いと思う。もしくはリョウガに1016SV G1か1012SV G1。
ミリオネアCTが34mm、もしくは気持ちいい範囲が5g〜ならこんなことにはなっていなかった・・
とんでもなくマニアックかつ変態的です。
まさに
「は?そんなことどうでもいいわ!俺はミリオネアが使いたいんじゃ!」
って人向けです。
カルコンもその傾向がありますが、度合いは断然ミリオネアが上です(笑)
というわけで早速、このミリオネアCTに点数(5点満点)をつけながらみていきます。
【見た目、デザイン】3.8点
オレンジの差し色さえなければ・・
あと他の丸型と比べ、メカニカルノブやドラグノブが若干チープ。
【パーミング】3.5点
当然、ロープロには負けます。けど持ちにくくはない。
【巻き心地】3.8点
リョウガの方がいいです。リョウガで感じたような力強い巻き心地はなかった。
【剛性感】4点
もちろん強いんですけど、リョウガと比べるとガッチリした使用感は少なめ。
【近距離〜中距離〜遠投、キャストについて】4点
キャスト性能自体は良い感じなんです。ここが悪かったら動画でテンション上がってないです。
ただ問題なのは上でも書いた通りです。
【価格とのバランス、コスパ】1.5点
個人的にこれに4万オーバーは高い。。
ミリオネアCT SV【総合評価】2.5点
あまり良い印象はないですが、もしかしたらスティーズより、こちらの方が「CT SV」のコンセプトなのかもしれませんね。
「CT」で軽いルアーも視野に入れつつ、「SV」で広い範囲をカバーする。
スティーズが尖りすぎなのかも。だってスティーズCTで10g以上のルアー投げたくないもん。回りすぎて気持ち良くない。
10g以上なら1012SV入れたスティーズSVのが良いです。
そういう意味で、汎用性はミリオネアの方があるんです。
まぁ僕の中でCTといえば5g〜10gのイメージがスティーズでついちゃってるので、あくまでひとつの参考程度に思っておいてください。