今回はダイワから発売された24スティーズSV TWを使ってきました。
待望の新型ボディを搭載した本機。これがあまりにもよかった・・。
インプレ、じっくりみていって下さい。
動画もありますので、文字で伝わりきらない細かい使用感はこちらで。
24スティーズSV TWのディテール
見た目
形は現行のスティーズリミテッドと大きな違いはありませんが、新型は細かい部分が洗練され、より塊感があります。
色もトーンを合わせてあり、まとまりのある仕上がりですね。
素晴らしい。
ボディ素材、ギア素材
正確な情報はないですが、従来通りでしょう。
フレーム関係はマグネシウムでギアはジュラルミンだと思う。
スプールの重さ
11.07g。
ブースト機能が入った上で、ほぼ同スペック(32/21)の21アルファスSVTWより軽いです・・。
24スティーズSV TWの特徴ピックアップ
新型ボディ+ハイパードライブデザイン
これが半端じゃなく良い。
スティーズリミテッドと比べて、重心が中央によった感じがあって安定します。
自重は変わらないのに剛性感は増しており、正直、スティーズリミテッドがちゃちく感じるほど…。(ええんかこれ。。)
そしてスティーズで不足していた質感(高級感、良いモノ、高いモノ使ってる感)が間違いなく、向上している。
まるでアルミボディ+ハイパードライブデザインのスティーズAⅡが、軽くてコンパクトになったような感覚が近いか。
とにかくこのボディは最高すぎます。
ダイワ、ありがとう。
アルティメットキャスティングデザイン(メカニカルブレーキ排除、新型TWS)
新しい設計思想だが、今まであったものをまとめて言語化した感じ。
設計の人に怒られるかもしれんけど。実際HP読んでもよくわからんもん(笑)
唯一、大きく変わったと感じる部分は、メカニカルブレーキの排除。
もはや締め込むことも、緩めることもできない。
ダイワ「全てマグにまかせなさい。」
そういうことらしい。
ただ、メンテのとき、注油に専用工具がいるのはダルい。
メカニカルはどうでもいいから、指で回せるようにしといてほしいわ。
また、TWSが新型に。飛距離も最大4.9%アップしたらしい。
32/22.5スプール+SV BOOST
スティーズリミテッド(34/24)と比べてスプールが小さくなった。
僕が絶大な賛美を寄せる21アルファスSVTW(32/21)とほぼ同スペックとなりました。
こっちにはSV BOOSTが入っているので、基本的には上位互換と言えます。
使い心地は抜群で、静粛性、飛距離、回転フィール、全て申し分なし。
流石フラッグシップといえるキャストが味わえます。
そこに上記で述べた新型ボディが合わさることにより、極上の使用感。
24スティーズSV TWはどんなルアーに向いてる?
フロロラインをフル近く巻いた場合、快適なルアーウエイトは7g弱〜21gあたり。
ちなみに上限の21gは糸巻き量の関係ってだけで、ボートでバンクを打つシーンなら、16LB巻いて2ozビッグベイト使用・・なんてことも全く問題なしと言える。
それに応えてくれるほど、ボディ側が極まっている。(もちろんスプールスペックの関係上、快適な領域ではないが。)
更に詰めていうなら、10g〜14gあたりがベストマッチ。
ハーフラインにすると4g台でもコントロール可能。
上記の動画では3.5gのスモラバを投げているが、ピッチングでなければ、ある程度コントロールできてしまう。
ルアーの種類は問わない。
ボディが完成されているので、巻いても気持ちいいし、打っても気持ちいい。
24スティーズSV TWを実際に使用して点数評価
【見た目、デザイン】5点
塗装もIMZのように鏡面っぽい仕上げ。
エンジンプレートをギア比で色分け・・みたいな変な差し色もなく、落ち着いた大人のリールって印象。
統一感があり、超格好いいです。
【巻き心地】5点
もちろんダイワトップクラス。
新型ボディ+ハイパードライブデザインは伊達ではない。
ちなみにシマノの巻き心地とは別方向の気持ちよさ。
どちらが好きかはお好みでいい。
【剛性感】5点
何度も書いて申し訳ないが、とにかく新ボディが良い仕事をします。
カッチリ強い感じが、パーミングしたリールから伝わってくる。
【軽快感】5点
コンパクトなボディに32φSTEEZスプール。
軽快、爽快に決まってます。
【価格とのバランス、コスパ】4点
どうしても価格は高い。(店舗で税込約67,000円)
だが、フラッグシップは売却時の値段が落ちにくいし、この極上の使用感を次のモデルチェンジまで味わえるとなると、奮発するのも悪くないと思う。
他リールとの比較
21スティーズリミテッドSV TW
同じSV BOOSTを搭載する34/24のスティーズ。
キャストフィールでは差がないと言っていいので、完全にスペック依存での判断になります。
24スティーズのドストライクなルアーウエイトが10g〜14gに対し、リミテッドは12g〜20gってな感じ。
様々なウエイト域が想定される、ある程度遠投もする、このようなシチュエーションの人はリミテッドがいいかもしれない。
逆に霞ヶ浦やクリーク、レンタルボート等、近〜中距離を多様、それでいて遠投することもある。頻繁に使用するウエイト域が10g弱〜14g付近が多い。
このようなシチュエーションなら24スティーズを選ぶといいだろう。
でもなぁ・・
スティーズリミテッドのボディは24スティーズに見劣りしてしまうのが悩ましいところ(笑)
21アルファスSV TW
快適なルアーウエイト域は7g弱〜17gぐらいと大体同じ。ナローな分、若干上が低いが。
役割は丸かぶりです。
では、差はどこか。
飛ぶ。
24スティーズの方が飛ぶのよ。
やはりブースト機能+新TWSが効いてるのか、多くのルアーで24スティーズの方が飛んでます。
そこに今回大絶賛の新型ボディ。
ハーフラインで、6g以下を投げたとき以外は、完全に下位互換な21アルファスSV君となりました。
ただ、スティーズは価格的にアルファス2台以上の値段なので、アルファスの優位性はまだまだ消えません。
良いリールに変わりはなし!
悩んでるよ〜って人は24スティーズを買って下さい。
悩んでるってことは頑張れば金額出せるってことなので。
この極上の使用感を味わないなんて勿体無いですわ。
スティーズCT SV TW
スプールが小さくなったことにより、CTとも迷ってる方がいるかもしれません。
スティーズCTはフィネス向きリール。
スティーズリミテッドはバーサタイルリール。
では、24スティーズはどちらなのか。
かなりバーサタイル側です。
なので、スティーズCTとはかなり印象が違います。
CTは10g以下を得意領域としますが、24スティーズは7g弱〜21gあたりまで、バランスよく使えます。
4g〜10g弱の領域では、(ルアーによるが)CTに軍配が上がることが多いでしょう。
逆にCTで10g以上も幅広く使っている場合、24スティーズにした方が快適になる場面が多くなると思います。
欠点
注油の際に専用工具が必要な点はマイナスかな。
もう1つは欠点というか、心配な部分です。
今回の24スティーズはマグダイヤルが下に移動してます。
ジリオン等でも同じ仕様なのですが、冬に厚手の手袋を使うと、つっかえて勝手にダイヤル回る現象がたまに起きます(笑)
24スティーズは今のところ大丈夫ですけど、ちょっと気になる。
24スティーズSV TWの総合評価
ほぼパーフェクトなモデル。
16スティーズSV TWから積み上げてきたものがブラッシュアップされ、もともと良かったスティーズが更に上のレベルに行った感じ。
とにかく新ボディに惚れた。
このボディベースで34mmのSV、AⅡ、HLCを早く作ってほしい!!
そう感じる24スティーズSV TWでした。
胸をはってオススメできる素晴らしいリール。